t2.237.p01校訂済32L別延譽上人と云淨土知者有也、此僧先年大和國三輪の山に九年山居せられしに、其間山犬三疋來㆓草庵口に㆒、每夜居たりしと被㆑語ける、又其後山城國高尾山に三年被㆑籠し時、僧を可㆑奉㆑慰とて、每夜をとりをしける、定て狐のわさかと曰けるとなり、さて京都に居住有しに、餘人民物を持運ける間、已後は惡心も出來んするかと、此春頸をくゝり被㆑死ける、有難かりし事共也、