t4.072.p01校訂済57R別廿九日、大御所江戶を御立、相摸國中原に爲㆓鷹野㆒逗留し玉ふ處に、金の茶具、釜、天目、水さし、ひしやく、同柄杓置、茶酌已下、悉く紛失、是近衆の輩の仕わざかとて、供の衆上下、其夜の泊所之宿を被㆑改と云とも、分明の儀無㆑之、其夜番之衆あいば勝七、落合長作、岡部藤十郞、是三人を方々城へ被㆑預、勝七はかけ川、長作田中、藤十は沼津なり、翌朝右之釜のふたを藪にをとし置か、是を見出言上す、爲㆓其褒美㆒金三枚引出物なり、