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土屋昌恒
本文表記 昌恒・總藏昌恒・總藏・土屋
土屋 第六 · 14
- p001…此日武田が軍勢さん〱に戰つて、討るゝ者數を知らず、虎義が五男昌次が舍弟總藏昌恒時に廿才只一騎、主君の供して取て返し、追來る敵を追拂て落ち行く、初…
- p001…加り、主從僅か三騎にて、本國にぞ入にける、勝賴彼等兄弟が振舞ひを感じて、昌恒をもまた土屋と名のらせて、侍大將にこそなされけれ、…
- p002…甲陽軍鑑を見るに、總藏昌恒、兄右衞門尉昌次が家を繼きしにはあらず、初め駿河の岡部忠兵衞といふ者あり…
- p002…に從て後、岡部は忠ある者なりとて、これも土屋と名のらせて、備前守と云ふ、總藏昌恒をこの備前守が養子になし、かの者の兵を昌恒につけられしなり、…
- p002…名のらせて、備前守と云ふ、總藏昌恒をこの備前守が養子になし、かの者の兵を昌恒につけられしなり、…
- p003…敷皮しかせて敵を待つ、跡部尾張守此所に落合て、つと走せ拔けて逃けんとす、總藏昌恒、急度見て、やあ如何に跡部、御最期を見すてまゐらせて、いづく迄かは迯けの…
- p003…出し、よつ引て放つ、跡部たゝ中をぐつと射貫かれて、馬より落て死してけり、總藏は勝賴に向ひ、御敵既に近付ぬ、昌恒防矢仕らん、御心靜に御自害あるべしと申…
- p003…つと射貫かれて、馬より落て死してけり、總藏は勝賴に向ひ、御敵既に近付ぬ、昌恒防矢仕らん、御心靜に御自害あるべしと申もあへず、矢束といて押亂し、近付く…
- p003…筋もあだ矢なく、死生は知らず、矢庭に射倒さるゝ者こそ多かりけれ、其隙に、昌恒が舍兄金丸助六郞昌義、小原兄弟丹後下總女房達の介錯し、腹かき切て伏…
- p003…自ら太刀を拔き、あたりを拂ひ切てまはる、御曹司信勝これも同しく續きたり、昌恒矢種射盡くして、打物の鞘をはづし、切て出んとする所を、かたき六人が鎗に貫…
- p003…かけす斬て捨つ、我身又かたき三人が槍に貫れ、父子同しく討れ玉ひにけり、昌恒時に廿七才なりあはれ故大膳入道は、士を養ひ武を講ぜしこと廿餘年、人を…
- p003…四十四人、中にも一方の大將、侍の司など云はれし者、日頃の契をたかへぬは、總藏昌恒只一人、兄弟三人舍弟金丸助六郞昌義、舍弟秋山源藏景氏なり、同く死せ…
- p003…尋常の者ならず、何者の子ぞと問はせ給ふ、さん候、誠にや候らん、是は甲斐の土屋がみなし子なりと申て、成人の後、僧になし、父が跡とはせよとて、所緣の者が…
- p004…初め忠直が母いまだ年わかくして夫に後れて、寄からん方なかりければ、昌恒が手の者共、とかく計ひて、松平周防守が家老岡田竹右衞門元次に嫁せしめしか…
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