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榊原康勝
本文表記 康勝・遠江守康勝・榊原遠江守康勝・榊原
榊原 第四上 · 20
- p003…、子四人をまうく、嫡男は外祖の世つぎとなる、大須賀出羽守忠政是なり、二男遠江守康勝、一人の娘は、酒井雅樂頭忠世が妻、其妹は將軍家の御養女、武藏守利隆の室、…
- p004…遠江守康勝、父が家を繼き、慶長十九年冬、將軍家の先陣打て、大坂に向ふ、明る元和元年…
- p004…軍家の先陣打て、大坂に向ふ、明る元和元年夏、井伊掃部頭直孝、先陣を奉し、康勝二陣に定められ、ふる兵なればとて、藤田能登守信吉を康勝に副られたり、藤…
- p004…直孝、先陣を奉し、康勝二陣に定められ、ふる兵なればとて、藤田能登守信吉を康勝に副られたり、藤田の傳別にあり、五月六日直孝木村長門守と若江にて戰…
- p004…られたり、藤田の傳別にあり、五月六日直孝木村長門守と若江にて戰ふ、康勝同しく戰はんとす、能登守制して、御方の多勢に向ひ、出むかつて軍する敵の、…
- p004…りなん、其敵打破て捨つべきものをと云ひけるに、敵思ふにも似ず、敗れ奔る、康勝が手に、首少々打取りぬ、明れば七日、天王寺の合戰に、康勝きのふ軍せざりし…
- p004…似ず、敗れ奔る、康勝が手に、首少々打取りぬ、明れば七日、天王寺の合戰に、康勝きのふ軍せざりしを憤て、二陣に定れども、直孝と押並んて陣し、敵の多勢打破…
- p004…る、能登守信吉も、みづから手二か所まで負て、手の者に首きらせたり、兩御所康勝信吉めして、御感の仰かうむる、かゝる所に同廿七日康勝風毒腫わづらひ出し、…
- p004…首きらせたり、兩御所康勝信吉めして、御感の仰かうむる、かゝる所に同廿七日康勝風毒腫わづらひ出し、年三十六歲にて、俄に卒す、兩御所大に驚かせ玉ひ、郞從…
- p004…らひ出し、年三十六歲にて、俄に卒す、兩御所大に驚かせ玉ひ、郞從等召して、康勝が子や無かりしと尋ねられき、そのついでに、若江まて、など合戰には及ばざり…
- p004…及ばざりしと宣ひしに、郞從等かしこまりて、井伊木村旣に戰を合はすと見て、康勝が手の者共、同しく進み戰んとす、藤田能登守信吉、康勝と共にこれを制す、信…
- p004…に戰を合はすと見て、康勝が手の者共、同しく進み戰んとす、藤田能登守信吉、康勝と共にこれを制す、信吉さる兵と承はる、いみじき謀やあるらんと存じけるに、…
- p004…はる、いみじき謀やあるらんと存じけるに、敵終に敗れしかば、軍にはあはず、康勝いまだ年わかし、强からん謀にこそ從ふべけれと存ぜしに、身の煩しき故にや、…
- p004…き子とても侍らずと申す、大御所此由を聞召、頓て信吉めして御糺問あり、終に康勝が郞從等と訟へ起りて、自ら御裁斷にぞ及ひける、…
- p005…康勝加藤淸正が娘に相具してけれど、それには子なくして、妾の腹に男子一人あり、…
- p005…よしを申しゝは、彼の郞從等、多くは康政が時に附けさせ玉ひし兵共なりければ康勝が家亡ひなば、將軍家にめし返さるべき由を申し謀りけるゆゑとぞ、聞えける、…
- p005…ば、將軍家にめし返さるべき由を申し謀りけるゆゑとぞ、聞えける、郞從等既に康勝が子なきよしを申ければ、彼の平十郞をば、片田舍なる所に隱し置きしを、後に…
- p005…、彼の平十郞をば、片田舍なる所に隱し置きしを、後に肥後守忠廣、傳へ聞き、康勝が子ありし事を大に悅ひ、將軍家へ披露あるべきよし議せられしかど、郞從等が…
- p005…ちに、忠廣流刑に處せられしかば、その事も叶はず、一門の人々よきに計うて、康勝が甥なりと披露しければ召し仕はるべしとて僅かの祿給りて、二三年が程を經し…
- p006…ど、忠次仰に從はず、伊勢國にて、御陣に馳せつきて、天王寺に至る、此年叔父康勝卒して子なきよし聞えて、忠次して、祖父康政が家繼かせ玉ひ、從五位下式部少…
松平(大須賀) 第十一 · 1
- p001…なりてけり、嫡子國丸年纔に三歲にて家を繼き、五郞左衞門尉と申す、元和元年榊原遠江守康勝卒して、榊原が家絕えんとす、大御所の仰かうふりて五郞左衞門尉、本姓にかへ…
藤田 第十二下 · 4
- p003…能登守左は本多佐渡守中は立花左近將監なり明れば元和元年五月七日、重信榊原遠江守康勝と共に天王寺に向ひ戰つて、自らも高名し薄手二か所かふむり、手の者共に首廿…
- p003…自らも高名し薄手二か所かふむり、手の者共に首廿三切らせて獻る、かゝる所に遠江守康勝卒して後、彼家の老等が訴ふるに依て、五月六日若江の合戰に榊原が手の軍勢、…
- p003…る所に遠江守康勝卒して後、彼家の老等が訴ふるに依て、五月六日若江の合戰に榊原が手の軍勢、戰に逢はざる事は、重信が計からひに因る所なりと聞召され重信を…
- p003…はざる事は、重信が計からひに因る所なりと聞召され重信を召决せらる、此事榊原が傳に詳なり重信陳し申す旨其謂れなきにあらず、重ねて御裁斷あるべしと…
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