天正21年7月 1593年
七月大
48右一日癸丑水野淸六所振舞にて越候大十兵彥小刑所へこし候
二日甲寅隣衆ふる舞候菱田孫七より鯉三本こされ候けんきやうより鮎こされ候
三日乙卯普請場へ出候本佐渡所よりあゆのすしこされ候
四日丙辰こさしきたて候御大方樣より御樽肴給候
五日丁巳榊原式部大輔所より樽さかな給候
六日戊午明日七日ニ御樣にて御能見物ニ越候へ之由申來候
七日己未丑刻より御城御能ニ出候十九番候夜ニ入候
八日庚申
九日辛酉甲斐庄彥左衞門所へ連歌にてこし候發句色ふみん翠山もらそな秋の霜
十日壬戌朝跡大炊助所ニふる舞候晚ニ隣衆ふる舞候けんきやういやニこし候 鳥居彥右衞門所より樽さかなこし候
十一日癸亥
十二日甲子朝龍花院ニふる舞候夕食鳥居久兵へこし候平岩主計へ鑓越候
十三日乙丑夕立 跡部民部所ニ連歌候本佐より食籠參候
十四日丙寅本田孫八より瓜こされ候
十五日丁卯夕立
十六日戊辰小笠原掃部殿ニ連歌候 普請內かハり候
十七日己巳雨降
十八日庚午跡大炊所ニ連歌候 阿部善八よりかさひら二ツこされ候發句 家忠手折かよ家まて夕露萩の花
十九日辛未雨降 小栗忠藏吉田佐右郞ふる舞候
廿日壬申雨降 吉田佐右郞所へふる舞にて こし候
廿一日癸酉遠山勘右衞門か所へ連歌にてこし候
廿二日甲戌図渦卷き狀の楕圓形
廿三日乙亥小栗忠藏所ふる舞にて越候
廿四日丙子跡大所ニ連歌候下野の連歌士堵川葉朝まきて雲やうき嶋秋の海
廿五日丁丑
廿六日戊寅本佐よりあゆのすし給候
廿七日己卯普請出來候て佐倉迄かへり候
廿八日庚辰雨降 上代迄歸候
廿九日辛巳
晦日壬午雨降 こゝもとの兵粮江戶へ舟にてこしてかつさへいたし候