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○太田下野識鑒の事

卷之三 第17話 · 段落 1 · NDL 1078984 70コマ L

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太田三樂が內に太田下野と言ふ士好く人を識る。其詞違はざりしかば、三樂、如何なる故ぞ、と問ふ。下野、別の子細も候はず。例へば連歌する者の古歌を覺え候は、我連歌の益にせんとなり。士の功名を志す者も又然なり。其の人々の嗜み好む所によりて察し候へば、十に八九は違ひ候はぬものなり、とぞ答へける。