常山紀談本文データベース

目次 › 卷之五 › e129

○光秀居城を築く事附辛崎の松の事

卷之五 第16話 · 段落 6 · NDL 1078984 106コマ R

人物地名家(氏)官職日付索引へ

われならで誰かはうゑんひとつ松こゝろしてふけ志賀の浦かぜ一說、靑蓮院宮尊朝法親王の辛崎の松の記にて見れば、大津の城主新庄駿河守直賴舍弟松庵玉東雜齋壽直1此雜齋天正十九年卯の秋植ゑられし由、其時の和歌に、おのづから千代も經ぬべし辛崎のまつにひかるゝみそぎなりせば然れば今の松は此新庄の植ゑられしか。
  1. 注記 — 本文は「松庵玉雜齋壽」。「東」「直」は振り仮名の位置(右側)に本文と同じ大きさの活字で添えられた注記で、それぞれ「玉」「壽」の脇にある。注記の意味は未詳。