e269.p01校訂済193R:7–10別石谷十藏定淸、坪內玄蕃に向ひて、度々の功名世に高し。天晴心掛にて功名を遂ぐべき道も有らば敎へられよ、といふ。坪內聞きて、能くこそ問はれたれ。人々事に臨みて神の力を賴み、八幡八幡といふ。我も又賴みては相賴になりて成就せじと思ふにより、我は每も八幡といふ神を刺通さんと、一筋に思ひて後を取らざりし、と言ひけるとぞ。