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○赤井惡右衞門武勇の事

拾遺 卷之四 第12話 · 段落 1 · NDL 1078984 428コマ L

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赤井惡右衞門は、本小身の士たりしが、武略を以つて漸盛になりて、後丹波半國を領す。但馬比賀美に一將有り、二萬石ばかり、驍勇にして、しかも要害の地を前に當て拒みければ、赤井攻むれども利あらず。赤井、古の兵書を讀むに、地を攻めて人を攻めず、と云ふ語あり。是に心を得て、彼勇將を要害の地よりおびき出し、一戰に大勝して、其首を斬りその地を取る。