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○直江山城守伊達政宗に加勢を乞ふ事

拾遺 卷之四 第11話 · 段落 1 · NDL 1078984 428コマ L

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直江長谷堂を攻むる時、義元加勢1を伊達政宗に乞ふ。石川彌兵衞に兵衆二千餘騎を差添へて遣す。石川兵を三手に分ちて長谷堂に赴く。戰ふに及んで最上勢石川が兵を上杉勢と見違へて、味方討に遭ふ者多し。石川始我一隊の相印を最上方へ知せざりしが故なり。援兵にさゝれては先相印を示し、制禁を問ふ事定れる軍の法にて、知慮にも及ばざる事なり。然るに石川拙くして、無益の兵衆を亡されたり。
  1. 誤植 — 底本「義元」。文脈(長谷堂の戦い、最上勢)から「義光」(最上義光)の誤りか。