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備前龍口城
本文表記 龍の口・龍口・龍の口の城・備前上道郡龍口山の城・龍の口山
備前國龍口落城の事附浮田直家の事竝岡剛助高名 卷之二 · 13
- p01…永祿年中備前上道郡龍口山の城に、最所治部元常といふ者あり。此時浮田直家旣に浦上を滅し、…
- p03…に、元常毛利家に談はれて直家に背く。直家討滅さんと思へども、龍の口は峯高く大川麓に繞り、要害よかりければ力攻にして落すべきやう…
- p03…に豐なる躬に成りければ、知らぬ體にてぞ有りける。稍有りて鄕介龍の口山の川向ひ、金山寺、山の谷山、船山の城主須須木豐前が許に仕へ、…
- p03…を見て、憎き奴哉。討止めよ、と下知しけれ共、疾く川を打渡り、龍の口の城に乘上り、船山の須々木が士にて候。故無きに死罪に合ひ申すべき…
- p03…せらる。岡今は時を得たりと直家に、日を定めて矢津の砦の軍兵を龍の口の本丸北の川向に出され、小舟を隱し置かれよ、と告げ遣りて相圖…
- p03…隱し置きたる小舟に乘り、遁れ得て直家の許に歸る。元常死して後龍の口の城落たいければ、直家軍兵を入れ換へて守らせけり。…
- p04…三郞は見えざりければ驚きたる計なり。豐前は淸三郞を盜み出し、龍の口の向枚石原に、緣の僧の草庵を結びて居たりしに賴みて隱し置きけ…
- p04…て候ふなり、と申す。其有樣只人ならず覺えければ、元常打具して龍の口に歸りけり。人々敵方の者なり。用心有るべし、と諫めけれども、…
- p04…の樓に醉臥する事度々なり。赤坂郡和田の城主和田伊織之を聞き、龍の口に來りて諫むれども聞き入れず。斯くて炎熱の比北樓の上に酒宴し…
- p04…みて、其の功を賞せらるゝ事並々ならず、是より岡剛介といへり。龍口には人々齒を嚙みて怒れども詮方無し。和田の伊織を大將として、…
- p04…て無謀の軍すべきに非ず。皆呆れたる計なり。直家其の勢を料りて龍口に押寄せたれば、城主を失ひたる者共心々になりて、防戰の術なく…
- p04…つにならんとて、和田の城も一時に陷りけり。又上道郡中島落城と龍口落城と一日の事なり。直家龍口より引返す時、中島の城を取り卷か…
- p04…時に陷りけり。又上道郡中島落城と龍口落城と一日の事なり。直家龍口より引返す時、中島の城を取り卷かれしに、城主中島大炊無勢にて…
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