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加藤家臣田中兵助
本文表記 田中・田中兵助
肥後國宇土城攻杉本次郞介夜討の事 卷之十五 · 10
- p01…忠兵衞鎗を合せ散々に攻め戰ふ。杉本守固きを見て城中に引返す。田中兵助は酒に醉ひて臥居たりしが、鐵炮の音に驚き起上り、鎗を取りて駈…
- p01…取り皆門內に入りて、杉本一人大手の柵の木戶口に殘り止りたり。田中詞をかけたれば、杉本十文字の鎗にて田中を一鎗突きて、柵の中に…
- p01…木戶口に殘り止りたり。田中詞をかけたれば、杉本十文字の鎗にて田中を一鎗突きて、柵の中に入りにけり。淸正火を燈し軍せし者共を呼…
- p01…て、柵の中に入りにけり。淸正火を燈し軍せし者共を呼ばれしに、田中、今夜先駈したり、と申す。淸正能く見て、一番は日下部、坂川二…
- p01…箭創有り。弓は鎗を合する時射て、一同に懸れば射難きものなり。田中が創は右の腕に有り。鎗創ならば左の手に有るべし。殊に橫に疵の…
- p01…し。殊に橫に疵の有るは汝が自ら切つたるにや、と云はれしかば、田中、敵は銀の澤瀉の立物打つたる冑を著、十文字の鎗にて杉本次郞介…
- p01…を著鎗を提げて走り來り候武者を、一鎗突いて候、と申す。淸正、田中が詞證據に符合しければ、五百石の祿を與へらる。田中其夜一通の…
- p01…す。淸正、田中が詞證據に符合しければ、五百石の祿を與へらる。田中其夜一通の書を殘し、虛名を蒙り世の誹に合ひ候程に、加祿に本の…
- p01…ひ候程に、加祿に本の祿を添へて返し候、とて肥後を立退きけり。田中は其初盜賊にて有りしが、石川五右衞門と言へる强盜の長を、秀吉…
- p01…の時京の三條河原にて刑罪せられしに、道々見物の男女群をなす。田中其中に紛れて、石川を引きて過ぐる時につと飛懸り、石川が繩取を…
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