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吉弘統幸
本文表記 吉弘・吉弘加兵衞
黑田大友石垣原合戰の事 卷之十五 · 16
- p03…鎗を橫たへ押止め、野村は馬を乘廻し兵を整へたり。大友の士大將吉弘加兵衞、宗像掃部是を見て、斯くては味方負軍なるべし。敵勝に乘りて足…
- p03…に息を吐ぐ。大友勢又押懸りて、爰を專途と火を散して戰ひけり。吉弘は尖眉刀を打振り、今日を最後と振舞ひけるを井上見て、いざ參り…
- p03…最後と振舞ひけるを井上見て、いざ參り合はん、と詞をかくれば、吉弘打笑ひ渡し合せしが、草摺の端を十文字の鎗に突かせて、深手なれ…
- p03…し退りけるを、小栗治右衞門が從者弓を持ちたるが眞中を射貫く。吉弘心猛しと雖も、終に叶はで首をば小栗取りてけり。…
- p04…又一說に、吉弘は黑革にて威したる甲を著、熊毛にて錣を飾りたる冑にて、三尺許…
- p04…拔いて手裏劍に打つ。井上が弓手の股に中る。其間に小栗引組んで吉弘が首を取ると言へり。又一說に、吉弘と井上は、吉弘一年中津に有…
- p04…に中る。其間に小栗引組んで吉弘が首を取ると言へり。又一說に、吉弘と井上は、吉弘一年中津に有りて親み深かりしかば、此日井上に向…
- p04…小栗引組んで吉弘が首を取ると言へり。又一說に、吉弘と井上は、吉弘一年中津に有りて親み深かりしかば、此日井上に向ひて、珍しや一…
- p04…ば、此日井上に向ひて、珍しや一鎗參らん、と言うて突合ひしが、吉弘が胸板を二鎗まで突きけれ共、甲堅くて裏かゝず。井上、吉弘が內…
- p04…が、吉弘が胸板を二鎗まで突きけれ共、甲堅くて裏かゝず。井上、吉弘が內冑を突きけるに、十文字の橫手にて忍の緒を切り、冑傾きて目…
- p04…手にて忍の緒を切り、冑傾きて目を塞ぎければ少し退りける處を、吉弘が左の脇より下著の靑く出づるを目に懸て脇腹を突きたりしかば、…
- p04…が左の脇より下著の靑く出づるを目に懸て脇腹を突きたりしかば、吉弘遂に討たれしともいへり。又此軍場の後に吉弘が厲鬼現れ、往來の…
- p04…を突きたりしかば、吉弘遂に討たれしともいへり。又此軍場の後に吉弘が厲鬼現れ、往來の人に祟をなしける故、吉弘が緣の人石垣原の傍…
- p04…り。又此軍場の後に吉弘が厲鬼現れ、往來の人に祟をなしける故、吉弘が緣の人石垣原の傍別府といふ所に吉弘が屍を葬りてけり。別府、…
- p04…來の人に祟をなしける故、吉弘が緣の人石垣原の傍別府といふ所に吉弘が屍を葬りてけり。別府、淸田、濱田の百姓瘧を惱めば、米を供ふ…
- p04…府、淸田、濱田の百姓瘧を惱めば、米を供ふるに忽ち瘧落ちけり。吉弘が嫡子は淸正に仕へ、二男は細川忠興に仕へしが、父のなき跡を見…
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