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播磨御着城
本文表記 五著・五著の城
小寺黑田始末の事 卷之五 · 15
- p01…られけり。播州は其比所々に人々地に據りて守り軍せしが、小寺は五著に有りて姫路に小城を構へ、黑田父子此處に有りて、秀吉に賴みて…
- p01…を告ぐ。宗圓物慣れたる士五六人呼び集め所存を問ふに、官兵衞、五著に到られなば危かる可し、と言ふ。孝隆、然れば諫は尤なれ共、事…
- p01…なれ共、事も見ずして姫路に立籠らんは、君に弓を引くに非ずや。五著に赴きて力を盡し、奉公し叶はずば自害せん。其後人々心を合せ、…
- p01…決斷せられしかば、人々父子押隔てられんは如何候べき。只病とて五著の奴原に使をもて、媚び諂ひ欺くに如くべからず。討手來らば力無…
- p01…び諂ひ欺くに如くべからず。討手來らば力無し。其後一戰を遂げて五著を打破るべし。罪無くて討んとする惡逆の人天の咎無からんや、と…
- p01…宗圓、家の恥を思ひて身を捨てんと思ひ定むる事士の志なり。疾く五著に往きて事叶はずば自殺せよ。後の事は心安く思ひ候へ。君の志違…
- p01…座を立てば、人々、只今思召し切られての仰は遺言に非ずや。若し五著にて難を遁れ給はずば、其時人々五著の城を枕にせん、と誓ひけり…
- p01…ての仰は遺言に非ずや。若し五著にて難を遁れ給はずば、其時人々五著の城を枕にせん、と誓ひけり。宗圓、官兵衞は官兵衞の志をせよ。人々…
- p01…衞の志をせよ。人々は人々の志をせよ、と下知せられしかば、孝隆五著に赴きけり。宗圓見送り、子ながらも恥しき事なり。先だつべき親…
- p01…身を殺すは恥を知る道なりけり、とて潸々と泣きたりけるが、さぞ五著にて謀りて見んに、今姫路に弓を引く設なしそ。酒宴して時々舞謠…
- p01…設なしそ。酒宴して時々舞謠ひて日を送れ、と言ひしとぞ。孝隆は五著に行きて、心置くべき人の許に使して求め來れる肴有りとて饗し、…
- p01…必ず首を刎ぬべきか、押へて囚とするか、二つの中に過ぎ候まじ。五著に死んより有岡にて死候へば、信長も聞き又世の譽ともなり候べし…
- p01…げ知らせつれば、有岡の本丸に呼び入れ生虜りて牢に押込みけり。五著に此由聞えしかば、小寺僞て齒嚙をなし、荒木が狼藉の次第遺恨深…
- p01…、とて刀を抽き誓つてければ、使も言なくて歸りけり。宗圓が士共五著を攻め破らんと言へども用ひず。村重心有らば勞るべし。若し五著…
- p01…五著を攻め破らんと言へども用ひず。村重心有らば勞るべし。若し五著を攻めなば村重も官兵衞を殺害すべし。知らぬ樣にて在れよ。斯く…
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