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村上元吉
本文表記 村上・掃部・村上掃部
佃次郞兵衞伊豫國松前城を守る事 卷之十七 · 9
- p01…十成に、堅固に守れ、と下知して松前に留守居たり。毛利輝元の兵村上掃部、能島內匠、曾根兵庫、宍戶善右衞門等松前を取らんと支度しけり…
- p01…匠、曾根兵庫、宍戶善右衞門等松前を取らんと支度しけり。能島、村上は河野の一族なる故、招かざるに人々從ひなん。豫州を攻取らん事…
- p01…、慶長五年五月十八日戌の刻に打立ちけり。忍の者歸りて、今夜は村上が陣所に集りて酒盛の半なり。轡山の濱邊に張番の足輕松前の押へ…
- p01…大に騷ぎて物音も聞き分かず。十成薙刀を提げ眞先に進みけるに、掃部、敵寄せたりとて何程の事か有るべき、とて駈け出るを、夜討の大…
- p01…るべき、とて駈け出るを、夜討の大將佃次郞兵衞なり、と名乘つて掃部を突伏せ、敵數多切り拂ひ、貝を吹立てて軍兵を纏ひ、靜々と引取…
- p01…、敵數多切り拂ひ、貝を吹立てて軍兵を纏ひ、靜々と引取つたり。掃部を始め內匠、兵庫も討たれければ、引退きて久米の鄕如來寺に楯籠…
- p01…松前に歸りて戰功を撰ばるゝに、夜討に首取らざりしかば、十成、村上を討取りたるは明なれども、其功を言はず。生捕の者に尋ぬるに、…
- p01…を討取りたるは明なれども、其功を言はず。生捕の者に尋ぬるに、村上が陣へ先達ちて切込んだる人の、白き肩衣の脊に松の字を大きに書…
- p01…んだる人の、白き肩衣の脊に松の字を大きに書きたるが、薙刀にて村上を突伏せしを間近く見たり、と言ひければ、嘉明、十成が功により…
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