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池田家臣渡辺惣左衛門
本文表記 渡邊・渡邊惣左衞門
渡邊惣左衞門野中市左衞門忍びて大坂に使する事 卷之十二 · 8
- p01…て出せ、と仰せらる。各、承りぬ、とて其明る朝書附けて出すに、渡邊惣左衞門とぞ記したる。公も左の袖より出させ給ふに、同じく渡邊を記させ…
- p01…渡邊惣左衞門とぞ記したる。公も左の袖より出させ給ふに、同じく渡邊を記させ給へり。如何なる患難をも堪へて事能使すべき人なり、と…
- p01…をも堪へて事能使すべき人なり、と人々思へる故なり。然らばとて渡邊を召て此旨を仰せられしに、此は大事の御使にて候、と辭し申す。…
- p01…ば、船著に大竹の虎落を結びて守りたり。神職の大原左衞門大夫は渡邊が知れる好有りて、潛に立寄りたり。爰にて大夫が下人竹を傾け藁…
- p01…打廻りて大根を賣る眞似しけり。久保田市大夫窓より見て、如何に渡邊に似たる人もある哉、と言ひて大根と一聲呼べば、渡邊、久保田が…
- p01…て、如何に渡邊に似たる人もある哉、と言ひて大根と一聲呼べば、渡邊、久保田が窓の下に行き、笠を取りて大根を差し出すうちに、宿を…
- p01…大坂の士に斷りて薪を荷ふ人夫三十五人を出し、其中一人を殘して渡邊を其代とし、薪を荷ひて門を通る時、警固の士、此男は今朝出でた…
- p01…と述べて笠の緒を解きて奉る。北の方は簾を隔てて對面あり。其後渡邊に祿增し與へ給ひ、賞せらるゝ事大方ならず。誠に危き所を遁れ得…
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