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河合又五郎
本文表記 又五郞・河合又五郞
渡邊數馬報讐始末の事 卷之二十四 · 26
- p01…渡邊數馬弟源大夫が仇河合又五郞を討ちけるは、寬永十一年十一月七日の事なり。もと數馬は松平宮…
- p01…て踊興行ありけり。其夜數馬は妻の父津田豐後が方に行きけるに、河合又五郞數馬が宅に來り、心易かりしかば、源大夫と物語しけるが、如何な…
- p01…夫と物語しけるが、如何なる故にや主從四人にて源大夫を切殺し、又五郞は脇差の鞘を落して行方知れず成りぬ。折節踊見んとて群集しける…
- p02…の士三村孫右衞門通りかゝり、內の騷を聞き走り入りて是を聞き、又五郞を追駈けんとする處に、何者とも知らず玄關に走り入る者あり、孫…
- p02…走り入る者あり、孫右衞門を見て逃げんとするを切伏せたり。之は又五郞が下人に言ひ附けて、源大夫に止を刺させん爲に戾したるなりと後…
- p03…源大夫は深手負ひて、又五郞相手なる由いひて死しぬ。豐後が方に告げければ、數馬も豐後も又…
- p03…郞相手なる由いひて死しぬ。豐後が方に告げければ、數馬も豐後も又五郞が父半左衞門方に行き、對面すべし、と言へ共、門を固く鎖して入…
- p03…て渡邊數馬が許に來りしを、潛に匿して祿を與へられし身なれば、又五郞を出して、腹切すべきものと忠雄思はれしに、半左衞門は更に其志…
- p03…切すべきものと忠雄思はれしに、半左衞門は更に其志に非ずして、又五郞江戶に行きけるを、安藤治右衞門匿し置かれけり。久世三四郞、阿…
- p03…と言はれけるに、治右衞門申しけるは、半左衞門を渡されなば其儘又五郞を出すべし、との事にて、此旨を兩人忠雄に告ぐれども、尙も覺束…
- p03…此旨を兩人忠雄に告ぐれども、尙も覺束なき體なれば、兩人、慥に又五郞を請取り出すべき、との起請文を忠雄に出す。さらばとて、半左衞…
- p05…備前因幡國替を仰せ出さる。此時數馬立退きて備前の兒島にあり。又五郞が行方を尋ぬれども知れず。數馬が姉聟荒木又右衞門大和の郡山に…
- p05…れども知れず。數馬が姉聟荒木又右衞門大和の郡山に在りけるが、又五郞が伯父河合甚左衞門も同じく郡山に在りて、暇を申して奈良に出で…
- p05…合甚左衞門も同じく郡山に在りて、暇を申して奈良に出でける故、又五郞が行方を聞かん爲に、數馬、又右衞門が方に行きしに、又右衞門、…
- p05…都に赴き、方方尋ねけれども行會はず。又丹生の山田に歸り、其後又五郞有馬に行くと聞き、有馬に行けども行會はず。奈良に甚左衞門が妻…
- p05…子在りければ、十月朔日奈良に行きて潛に聞くに、甚左衞門が方に又五郞匿れ居て、十一月六日江戶に赴く由なれば、其夜押寄すべきとせし…
- p05…四人、甚左衞門が邊に立明しけり。六日の朝、先は甚左衞門、中は又五郞、其跡に櫻井半兵衞、是は又五郞が妹聟なり。弓、鐵炮の上下二十…
- p05…。六日の朝、先は甚左衞門、中は又五郞、其跡に櫻井半兵衞、是は又五郞が妹聟なり。弓、鐵炮の上下二十人なり。七八町許も續きて行くに…
- p05…妹聟なり。弓、鐵炮の上下二十人なり。七八町許も續きて行くに、又五郞其日は伊賀の島が原といふ所に宿す。四人見知られてはと裏の道も…
- p05…が原へ、心得られざる人こそ四人宿を借りつれ、と告遣す。其由を又五郞が旅宿へ知らせたり。數馬も又右衞門も、敵に覺られじ、と夜深く…
- p05…れて、只鬼なども斯あらんと見えし、と人後に語りけり。七日の朝又五郞島が原を出て上野にかゝる。又五郞は思ふ仇なれば、數馬、討留む…
- p05…、と人後に語りけり。七日の朝又五郞島が原を出て上野にかゝる。又五郞は思ふ仇なれば、數馬、討留むべし。甚左衞門は又右衞門立向ふべ…
- p07…右衞門刀を打折りけり。其刀伊賀守金道が作なりけるとぞ。數馬、又五郞と切合ひける處に、又右衞門は從者を追散し駈寄りて、數馬よくせ…
- p08…一說に、又五郞が後へ廻るといへり。…
- p09…數馬飛込んで又五郞を討止めたり。斯る處に、藤堂高次の士彥坂嘉兵衞上野に在りける…
- p09…上野の士數多集り、數馬、又右衞門主從とも嘉兵衞方に引取りぬ。又五郞、甚左衞門は其場に死し、半兵衞は息かゝり居けるを、引取りたれ…
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