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石井半蔵
本文表記 半藏・半藏吉政
石井兄弟報讐の事 卷之二十五 · 24
- p01…ず。赤堀名を改めて水之助と稱す。宇右衞門が三男源藏、友時四男半藏吉政とて、兩人皆幼少にて安藝の松平安藝守の士田中左近右衞門、石井…
- p01…りて備前岡山に至り、田上某が許に暫居て、天和三年大坂に赴く。半藏は十歲なりしかば廣島にありけり。斯て源藏夫より旅人の體をして…
- p01…は飢渴に及べども、志したる一事は膽を大にして尠ともひるまず。半藏は、今暫し成長して、と一族押止むるをも顧みず。元祿元年廣島を…
- p01…隱岐守卒去有りてければ、江戶の屋敷より取入らん手立せん、とて半藏江戶に赴き、日傭となりて屋敷に時々行きけれども、其便を得ず。…
- p03…源藏江戶に赴きて、半藏が手段に心を合せ又上方に歸り、兄弟往還誠に織るが如し。或時は…
- p03…詞使身の振舞、夫々に似習はんと心掛けたりけり。斯て元祿九年、半藏、板倉の士平井才右衞門が許に下部となりて奉公する便を得て、龜…
- p03…門が許に下部となりて奉公する便を得て、龜山に平井歸りしかば、半藏も供して龜山に入る事を得たり。源藏は上方に赴き伊勢に行通ひて…
- p03…に入る事を得たり。源藏は上方に赴き伊勢に行通ひて、人目を忍び半藏に逢ひて、仇の有樣を傳へ聞く。平井病みて死す。平井と赤堀と親…
- p03…、如何にか有りけん、赤堀來らで其手段も空しく成りぬ。其明の春半藏に暇を遣りしかば、又龜山の辻四郞兵衞が許に奉公す。辻江戶に赴…
- p03…を遣りしかば、又龜山の辻四郞兵衞が許に奉公す。辻江戶に赴く。半藏、江戶に供せんは志にあらず、と言へ共、龜山に居らんには所の人…
- p03…て又江戶に赴く。源藏目を病みて久しく療養に日を過せしうちに、半藏江戶より又龜山に歸り、忍びて出逢ひて仇を窺へ共便を得ず。半藏…
- p03…半藏江戶より又龜山に歸り、忍びて出逢ひて仇を窺へ共便を得ず。半藏又江戶に赴きしかば、源藏も又江戶に行きて、町奉行川口攝津守の…
- p03…參りて仇討つべき願の書を出す。是元祿十一年十一月十六日なり。半藏は何とて來らざるや、と問はるゝに、弟は所々志し候所を立巡り候…
- p03…兵衞といふ者あり、元上總の人なり、下部を召置かんとせしかば、半藏便有りて夏目に告げて、駿河の者にて候が、伊勢の大神宮に參りた…
- p03…ん、と謀りければ、夏目、さらば、とて源藏を下部にしたりけり。半藏此時は下村一學といふ者に奉公し、兄弟共に龜山に赴く。是より兄…
- p03…に奉公しければ、夏目、此人は勝れたる者なり、と詞を添へたり。半藏も下村に仕ふる事並々ならねば、主人勞る事大方ならず。其父に祿…
- p03…事並々ならねば、主人勞る事大方ならず。其父に祿增されしかば、半藏を若黨にして、刀に衣服を添へて與へたり。兄弟今は龜山に在りて…
- p03…み、宮を出づれば夜は明けたりしかば二の丸に行き、空眠のみして半藏を待居たり。半藏は出んとせし時主人の川有りて遲く成りたる處に…
- p03…夜は明けたりしかば二の丸に行き、空眠のみして半藏を待居たり。半藏は出んとせし時主人の川有りて遲く成りたる處に、友達の來りけれ…
- p03…懸け置き、隱し置きたる刀を取り、飛出でて二の丸に行けば、兄は半藏を遲しと待居たるに、來りければ心の內に勇みけり。斯て赤堀其日…
- p03…る時、赤堀が後より駈拔けて前に立塞り、石井宇右衞門が子源藏、半藏なり、と詞をかけ、源藏拔討に赤堀が眉間を切る。赤堀我刀の柄に…
- p03…赤堀我刀の柄にて受止めたれ共、二の太刀透さず切附けたる處に、半藏駈來り赤堀が頭に深々と切附け、倒るゝ處を疊みかけて切りたりし…
- p03…を晴さん、と兄弟言交し、追ひくる人を待てども更に來る人なし。半藏其時、爰にて切死せんより城外に出て追手を待ち死狂せん。さらば…
- p03…遂げし事を知るべきなれば、城門を謀りて遁れん、と言ふより早く半藏先に立ち駈出るを、源藏後より詞をかけ、汝が用の事急ぐと主人の…
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