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犬居攻めと七郎右衛門の境目在番編集見出し

20 · 226字 ·底本の改行

然る處に天正四年七月日、いぬゐへ御はたらき有而、たる山の城を責取、其寄かつさかへ押寄せ給へば、しほ坂を持ちて入立ざれば、大久保七郞右衞門に石が嶺へあがりて、かさ寄も追ひ崩せと御意之候へば、おうけを申而七郞右衞門石きりへうつりければ、天野宮內右衞門かなはじと思ひ而、しほざかとかつさかをあけて、しゝがはなへ、うつりて引のきけり。大久保七郞右衞門は、天正三年乙亥寄同天正九年辛巳年迄、二俣、高明、入手をもちて、境めに有りて、日夜無隙山野に臥してかせぎけり。