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九鬼守隆
本文表記 守隆・長門守守隆・九鬼長門守守隆・長門守藤原守隆・主君・長門守殿・長門守・九鬼長門守
九鬼 第九上 · 24
- p001…長門守藤原守隆は大隅守嘉隆が男、其先祖紀伊國熊野八庄司の一人にて、子孫住せし地の名に因…
- p003…守隆八代の祖隆良が時に當りて、志摩國英虞の郡に押渡て、石川七嶋の輩と戰ひ、終…
- p003…御裁斷を仰く、嘉隆が申す所、その謂れなき由を仰下さる、嘉隆大に怒て、息男長門守守隆に家讓て引籠る、明れば五年の秋、長門守守隆、德川殿に隨ひ、奧の御陣に馳參…
- p003…を仰下さる、嘉隆大に怒て、息男長門守守隆に家讓て引籠る、明れば五年の秋、長門守守隆、德川殿に隨ひ、奧の御陣に馳參る、かゝる所に、上方の軍又起る、石田三成、…
- p003…房守氏喜を呼迎へ、鳥羽の城を守せて、我身は稻葉藏人が岩出の城に押寄たり、長門守守隆、東國の味方として、夜を日に繼て、本國に馳歸り、鳥羽の城に使立て、言を盡…
- p003…國に馳歸り、鳥羽の城に使立て、言を盡して請けれども、城をば終に返されず、守隆力及はずして畔名の古城に要害を搆へ、父子東西に相別て、日夜にこそは戰ひた…
- p003…日夜にこそは戰ひたれ、氏家內膳正純利、桑名の城より打出て、畔名に押寄す、守隆、氏家を打破り、首餘多切て、關東へ參せしに、中泉の御陣に到來す、これ此度…
- p003…合戰、上方の軍悉くに破れしかば、嘉隆新宮に伴ひて、紀伊國へぞ落行きける、長門守守隆、鳥羽の城に入て、頓て大坂に趣き、德川殿に見參し、池田輝政に付て、守隆が…
- p003…守守隆、鳥羽の城に入て、頓て大坂に趣き、德川殿に見參し、池田輝政に付て、守隆が勳功の賞に、申替へて、父が首つがん事を訴ふ、御免なかりければ、輝政又福…
- p003…、重て二人一所に歎き申さる、さらばとて、大隅守嘉隆が死刑を宥められし上、守隆所領の地餘多加へたぶ、二万石を加へられ、本領合て五万六千石守隆歡ふ…
- p003…上、守隆所領の地餘多加へたぶ、二万石を加へられ、本領合て五万六千石守隆歡ふこと、限りなく、頓て新宮に使たてゝ、此由かくと告げけるに、嘉隆自ら首…
- p004…世に傳ふる所、嘉隆自害しける事は、初め長門守守隆、奧の御陣に隨ひし時、家のおとな豐岡五郞右衞門と云者して、鳥羽の城を守ら…
- p004…隆にさけわたす、凡そ兵の城を守ると云ふは、かゝる事の爲にこそあれ、如何に主君の御父なりとも、餘りに穩便なる豐岡が振舞かなと、傍輩打寄々々爪はじきしけ…
- p004…ぬるに、熊野の奧に隱れ居たりと聞て、新宮の城に行向ひ、安房守氏喜に附て、長門守殿、內府に御歎きあつて、此度の賞に申替へて、嘉隆の罪、宥められ、某急き參り…
- p004…御敎書に行逢ふ、豐岡按に相違して、以の外に驚きしが、さらぬ躰にもてなし、守隆に參て、某熊野に參じ、大隅守殿の御供仕るべき由を申て候に、いかに親子の中…
- p004…せ候ひしかば、力なく仰に隨て候と、誠しやかに語て、父が首を差出しければ、長門守も、大にあきれて、せん方なく、德川殿へ此由を申て、父が首まゐらせけり、德…
- p004…、仰ありて首をば返へし下されける、年經て後、豐岡が所爲、悉く顯れしかば、守隆大に怒て、重科に處したりと云ふ、…
- p005…同き十九年の秋、大坂の軍起ると聞えしかば、守隆兵船に取乘て、本國を立ち、十月十九日、攝津國に押渡て、大船五艘小船五十餘…
- p005…塞て、諸國往來の船を禁じ、大坂の番船共奪取り、野田福島の要害を攻め破る、守隆年六十歲、寛永八年九月にこそは卒しけれ、日未た聞かず守隆男子四人あ…
- p005…攻め破る、守隆年六十歲、寛永八年九月にこそは卒しけれ、日未た聞かず守隆男子四人あり、嫡子志摩守良隆、慶長十七年七月晦日良隆駿河に參り、初て…
- p006…に、上方の軍、勝つことを得ば、嫡孫なれば式部少輔隆季を、世嗣にせんとす、守隆この故に、式部少輔隆季に家繼がせん事を憚を、其弟大和守直隆して、家繼がせ…
- p007…守隆卒して後、彼家の本領鳥羽の城、直隆に賜はり、寛永十年、攝津國三田の地に移…
- p008…式部少輔藤原隆季、長門守守隆が三男、父が遺言に任せて、所領を分ち給ひ、一万石寛永十年、所領の地…
- p008…られ合て二万石を領す○按するに、是等の說に依て見る時は、慶長五年、守隆に賞加へられしは、一万石の地にや、世には二万石を加へられしと云ふ覺束な…
上總介殿 第十一 · 2
筒井 第十二上 · 1
- p011…にて殺されぬ、定次が被官山中と云ひし者、おのが主亡びし後、伊勢の國に下り九鬼長門守が許に居たり、古き友なれば中坊が所に來て、今宵しも夜更くるまで物語して、…
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