天正8年正月 1580年
天正八年庚辰正月小小年廿六歲竹ニしねんニ付候
2左一日壬寅酉時迄雨降 城江之出仕ハ二日ニ出候へ由松平玄蕃所ニふる舞候
二日癸卯城江出仕候 夕もうつい初ニ出候 本田平八そうしや
三日甲辰卯刻より雨降夜にて 濱松より吉田へ禮ニより候て深溝へ日かけニ越候
四日乙巳家中衆礼ニ被越候會下東堂ふる舞候
五日丙午會下ニふる舞にて礼方々越候
六日丁未
七日戊申たかのへいて候自岡崎宗二郞こし候
八日己酉たかのへ永良迄出候
九日庚戌酉時時雨ふる岡崎久志本法安所こし候夜雪降
十日辛亥卯刻より酉時迄雨降小殿所ニふる舞候
十一日壬子祈禱候 松平與五左衞門所へふる舞にて越候たかのへいて候
十二日癸丑同喜平所に振舞にて越候たかのへいて候申刻より雨降
十三日甲寅立春 未時迄雨降 佳例之連歌候發句勘左作夜あられふる 家忠けふよりや春もいく世の宿の松
十四日乙卯
十五日丙辰會下へ參 雪あられ降
十六日丁巳月しよくとらう之時 家康岡崎に被越候
十七日戊午岡崎に越候て城に出仕候一世ニとまり候
十八日己未岡崎家中衆礼ニあるき候てふるまいも御候
十九日庚申會下ニ而日待候益藏主春藏主ニふる舞候岡崎より犬法ニ万疋知行被下候ハん由申來候
廿日辛酉子刻ニ三光院門前ニ友作所ニ火事出候
廿一日壬戌會下へ參 自殿樣より鷹雁給候中島へ越し候
廿二日癸亥中島松平權兵尉所ニ月次之連歌候發句正信作去年ひらく梅や久しき宿の春 ていしゆたかのへいて候
廿三日甲子同權兵尉所ニふる舞候 犬法知行安城にて万疋渡候
廿四日乙丑夜雨降家康西尾へたかのニ被越候 ふるまいもへうくり候同たかのへいて候
廿五日丙寅
廿六日丁卯午時より雨夜迄降
廿七日戊辰家康西尾より岡崎へ御歸候
廿八日己巳卯刻より雨降 家康へ御音信申候
廿九日庚午同雨降 岡崎一世被越候