天正17年6月 1589年
六月小
14右一日丁丑雨降 神なりなる 會下へ參
二日戊寅あさ雨降去廿七日ニ關白樣よとの御女房御祝言候若君樣之 殿樣七夜御よろこひ遣して〓〓御下候由候
三日己卯晚ニ雨降 長澤ニ小野與十郞所せいまいりて少手負のよし候
四日庚辰殿樣被御祝言御中て明日ニ京都を御いて候由申來候
五日辛巳
六日壬午殿樣大津へ明日御付候とて戶三郞右より申來候
七日癸未大津へ舟にてこし候竹谷與次郞同心殿樣子刻ニ御舟にて御付候舟渡にて御めニうしり候殿樣へ關白樣銀二千枚金弐百枚被進候
八日甲申殿樣中泉迄御越被成候 ふかうす同候竹のや備後所ニふる舞候 幸鶴舞候こし大夫よく〓んおいさらし二番舞候
九日乙酉會下へ參候 鵜殿善六下向候 土用ニ入
十日丙戌雨乞の連歌よしの宮へうけ候 晚少雨降
十一日丁亥朝雨少降 雨乞の連歌候 晚より神なり大雨降發句 玄仍大ぬさを引手ニ涼しけふの雨
十二日戊子雨降 吉田本田十助被越候
十三日己丑初こめ 朝迄雨降 竹谷金左衞門廣田こし候
十四日庚寅中島へつはうせて越候 晚より雨降 夕めし永良修理所ニ候
十五日辛卯同日迄雨降 景ふく寺にふる舞にてふかうす歸候 京都より點取連歌こし候手前點數四句候
十六日壬辰夕立
十七日癸巳夕立
十八日甲午夕立 同新次郞所ニ月次連歌にて 竹谷衆うち図百足のりゝ衆被越候
十九日乙未吉田へ小年之礼ニこし候
廿日丙申
廿一日丁酉會下順遠ニふる舞にてこし候宗入と云宇そく伊勢衆うゝへ候
廿二日戊戌岡崎本田作左衞門所ニ當礼ニ越候
廿三日己亥雨降 卯刻ニ大かへ 竹谷與次郞所ニ点取ニ連歌ニ越候
廿四日庚子雨降 竹谷逗留候晚松金左衞門ろ所ニふる舞にて歸候
廿五日辛丑雨降 竹谷備後所ニ昨日点取連歌にてこし候
廿六日壬寅朝迄雨降
廿七日癸卯雨降 會下然總ふる舞候
廿八日甲辰夕立点取連歌にて竹谷衆被越候
廿九日乙巳雨降