天正19年12月 1591年
十二月小
78右一日癸巳巳刻迄雨降
二日甲午殿樣明日三日ニ此方へ御成候ハん由本田佐渡か咲〓甚十郞小栗忠藏方申來候夜入雨夜中雪ふる
三日乙未雪ふる殿樣今日御成之儀相延候由申來候又殿樣此方御成之儀やめ候て小田原西郡へ御こし候若君樣京都より御下向之由候てまいりニ御迎爲〓小田原へ御成候由本佐小忠藏方より申來候拙者らも若君樣御迎ニ來十日時分ニ小田原へこし候へ之由咲甚十より申來候
四日丙申家中侍衆請ニふる舞候
五日丁酉富長孫左衞門所ニふる舞ニて越候
六日戊戌
七日己亥名倉喜八へふる舞ニて越候
八日庚子石原藤次へふる舞ニて越候
九日辛丑若君樣爲御迎ねきし迄出候
十日壬寅藤澤迄越候
十一日癸卯大井そ迄越候
十二日甲辰小田原迄越候鵜殿兵庫所 落付候ふる舞之越候
十三日乙巳鵜殿新七郞所へふる舞之越候新七郞殿より大豆壱駄被越候大雪ふり候て若君樣先ニね〓通候伊豆三島へ御逗留候
十五日丁未若君樣玉縄迄御こし候藤澤迄越候
十六日戊申若君樣かぬ川迄か奈川迄越候
十七日己酉江戶へ御着候城へ出仕候板倉四郞右衞門毛花子ニおし地の帳指出候
十八日庚戌江戶ニ逗留候跡部大炊助所ニふる舞ニて越候
十九日辛亥雪ふるうらハ迄歸候
廿日壬子忍へ歸候
廿一日癸丑本光寺時儀にて御越候會下へ參候
廿二日甲寅図木の葉一枚
廿三日乙卯
廿四日丙辰
廿五日丁巳
廿六日戊午
廿七日己未
廿八日庚申江戶へ越年ニうらハ迄越候くさねふとけにてのり物にてこし候
廿九日辛酉江戶へ參着候ねふとけにて歲暮ニハ出仕候ハす候夜雨降御福松樣近日御うつり候にて知行下總にて替候ハん由候図細長い葉と芽
注記
- 文字八本 — 底本「八本」。「八木」(米)の誤りか(「馬大豆壱駄八本壱駄」。同書他所に「八木」)。 i5.1078