天正20年正月 1592年
天正廿年壬辰正月大 小年卅八歲
2左一日壬戌はめ衆出仕候て明二日ニ出仕候由候
二日癸亥城へ出仕候家中衆礼ありきにて又うたひ初出候名物候主殿助うさきぬぬきさろ酒ぬきあふきかけ候
三日甲子殿樣宰相樣福松さまをしく 五日ニ御鷹野に出候ハんとて早く歸候うらハに留候
四日乙丑寺へ歸候方數衆礼ニ越候
五日丙寅殿樣御鷹野ニ御越候とて女共諏訪ところへおり候
六日丁卯
七日戊辰
八日己巳殿樣此方御成候儀相延候由候
九日庚午御鷹師衆計討地へ御越候由候
十日辛未鷹師衆新八惣右へ越候晚より朝迄雨降
十一日壬申伊勢之寺孫九郞越候
十二日癸酉晚より雨降朝雪成
十三日甲戌雪降 例年之連哥候うつしてや春ニさかん宿の松 玄佐うゑへハ花のこちあふ小庭 家忠
十四日乙亥
十五日丙子雪降江戶へうらハ迄越候
十六日丁丑江戶へ城付候
十七日戊寅城へ出仕候跡部大炊助所ニふる舞候
十八日己卯松平玄蕃被越候水野淸六所ニふる舞候
十九日庚辰晚より雨降
廿日辛巳御城例年之連歌候て出候連哥過候て宰相樣ニはやし候發句 如雪千代のこゑ木々の君なる松の春
廿一日壬午
廿二日癸未深尾淸十所へふる舞候
廿三日甲申夜雨降
廿四日乙酉
廿五日丙戌知行五千石下總小海川在所にて渡候
廿六日丁亥
廿七日戊子
廿八日己丑龍花院ニふる舞ニて越候晚ニ十三郞所ニふる舞にて越候
廿九日庚寅水野藤次所へふる舞にて越候
晦日辛卯跡部大炊助所へふる舞ニて越候