e101.p01校訂済90R:12–1290L:1–3別松永が士大將山口六郞四郞、奧田三河守高屋の城を守りけるを、信長攻めらるゝに、城中力盡きて一方を駈破り落ちんとせしに、山口風雨の夜鐵炮を蒐め、東の門の寄手へ向けて散々に打たせければ、すはや打つて出ると騷ぎける。其の隙に西の門を開き、一同に駈け出で擊破りて落ち行きたり。