常山紀談
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卷之十一
› e278
○秀吉公連歌の事
卷之十一 第15話 · 段落 8 ·
NDL 1078984 197コマ R
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人物
地名
家(氏)
官職
日付
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e278.p01
校訂済
197R
:10–10
別
秀吉
或時
紹巴
に向ひ、吾發句せん。汝脇句せよ、とて、
e278.p02
校訂済
197R
:11–11
別
奧山にもみぢふみわけなく螢
e278.p03
校訂済
197R
:12–12
別
とせられしに、
e278.p04
校訂済
197L
:1–1
別
しかとも見えぬ燈火のかげ
e278.p05
校訂済
197L
:2–3
別
脇
紹巴
の句なり。
紹巴
、螢は鳴く蟲に候はず、と申す、
秀吉
聞きて、螢に聲無くとも、吾鳴かせんとせば鳴かずしてや有るべき、と言はれし時、
細川幽齋
側より、
e278.p06
校訂済
197L
:4–4
別
武藏野やしのをつかねて降る雨に螢よりほか鳴く蟲もなし
e278.p07
校訂済
197L
:5–5
別
と詠める歌の候、と言はれければ、
秀吉
悅ばれけり。
e278.p08
校訂済
197L
:6–7
別
此歌は螢の聲有りといふ心には非ず。雨降る夜は皆蟲の鳴止むなれば、光の見ゆる螢より外蟲無しといふ事なり。
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