e335.p01校訂済238R:2–5別立花宗茂使を城中に立てて、今日味方討死の中に十時傳右衞門と申す者あり。取り別きて不便に存ずるなり。骸を返し給はり候へ、とて物具の色を書きて云ひ送られしかば、軈て返しぬ。又城中よりも、山田三右衞門が首を返し給はれ、と望まれしかば、冑を添へて送られけり。此を大津の死骸返とて、勇士死後の譽としたり。