e385.p01校訂済289R:2–4別東照宮御指の中節胼胝となり、年老いさせ給ひては屈伸し難くおはす。是は若き御時より數度の戰に、初の程は麾にて下知せさせ給へ共、事急なるに及びては、懸れ〱とて御拳にて鞍の前輪を叩かせ給ふに、血流れて出る。斯くの如き事幾度ともなき故となり。