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○木村重成感狀を辭せし說

卷之二十一 第7話 · 段落 1 · NDL 1078984 330コマ L

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大野主馬が組の士、此夜討に功名有り。木村長門守を賴みて感狀を賜はらん事を申す。木村聞きて、上にもよく聞し召したれば、感狀に於ては定めて下し賜はるべし。但感狀を拜領して誰に披露せられんや。一本鎗の士ならば、又他國の主君に奉公せん時の眉目にすべし。大野兄弟は大坂の長臣たる身、君と存亡を共にすべき人の何の爲の感狀ぞや、と言ひしに、主馬恥ぢて詞無かりけり。