e513.p01校訂済385R:5–8家康公或時上意に、今時人の頭をもする者共、軍法立をして床机に腰を懸け、采配を以つて人數を差使ひ、手をも汚さず口の先の下知許にて、軍に勝たるゝものと心得るは、大きなる違なり。一手の大將たる者、味方諸人の盆窪ばかりを見て居て、合戰などに勝たるゝ事にてはなし、と被㆑仰候となり。