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○同冬御陣越前忠直卿の手仕寄の事

拾遺 卷之四 第16話 · 段落 1 · NDL 1078984 430コマ L

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同冬陣に越前黃門忠直の手の仕寄を附に、夜に入りて長竹を以て附寄るに、城中より鐵炮高く打出して士卒一人も不㆑傷、是石川數馬が謀る處なり。人譽む。或老士これを聞きて、城中の鐵炮は晝能々ため込み、土俵を以て究㆑之時は、闇夜と雖も外るゝ事不㆑多ものなり。城兵これを不㆑知して、石川が名をなせるものなり、と云ひき。