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井上之房
本文表記 井上・井上九郞右衞門・井上九郞右衞門元房・周防
生田木屋之介武功の事 卷之五 · 1
- p01…嫡子なり。十六歲の時傍輩を討つて出奔し、播州に行きて孝隆の士井上九郞右衞門を賴みけるに留め置き、未だ對面せざる處に、其夜隣家に人を殺し…
黑田大友石垣原合戰の事 卷之十五 · 20
- p01…平田彥右衞門といふ者馬に乘りながら、否々後陣を待たんとせば、井上、野村すゝどき男なれば必ず先を爭ふべし。大友が者共木附にて疲…
- p01…を知らざりし故、其日の功名徒に成りにけり。黑田の二陣の士大將井上九郞右衞門元房後に周防と云野村市右衞門後隼人といふ遙に跡にて閧…
- p01…名徒に成りにけり。黑田の二陣の士大將井上九郞右衞門元房後に周防と云野村市右衞門後隼人といふ遙に跡にて閧の聲を聞き、…
- p01…遙に跡にて閧の聲を聞き、此山に上りて敵の軍立を見拔くべし、と井上手の者に下知し進み行く。野村、先に軍有るは分明なり。何見分く…
- p01…村、先に軍有るは分明なり。何見分くる事の有るべき、と言へ共、井上が陣押固めて通さざれば、今少し先に押出されよ。廣き所にて陣せ…
- p01…所にて陣せん、と言へども聞入れざれば、獨言して怒りける所に、井上主從三騎小山に乘り上げ、指物を拔いて味方を招き陣を進めけり。…
- p02…井上、唐冠の冑、鳥毛の棒の指物したりと言へり。又佩楯を取つて捨て…
- p02…冑、鳥毛の棒の指物したりと言へり。又佩楯を取つて捨てければ、井上が手の者、すはや激しき軍よ、と勇めるとなり。…
- p03…井上、野村、敵は皆步立なり。馬の駈場を賴む共、必死の敵に輕々しく…
- p03…。石垣原は原の中に高さ一丈餘の石垣土手六七町許も續きてけり。井上、野村は石垣を此方に取らば軍に勝つべし、と進みければ、敵も同…
- p03…じく進んで石垣を踰えんとせしを、突崩したれ共逃ぐるを追はず。井上鎗を橫たへ押止め、野村は馬を乘廻し兵を整へたり。大友の士大將…
- p03…せんと思ひ定めたれば、いざ懸らん、とて二千許靜々と步み寄る。井上、野村是を見て少しも騷がず、折敷きて相懸にもせず待ち懸けたり…
- p03…して戰ひけり。吉弘は尖眉刀を打振り、今日を最後と振舞ひけるを井上見て、いざ參り合はん、と詞をかくれば、吉弘打笑ひ渡し合せしが…
- p04…威したる甲を著、熊毛にて錣を飾りたる冑にて、三尺許の刀を以て井上と馬上にて渡し合ひ、馬より突落されしが脇差を拔いて手裏劍に打…
- p04…上にて渡し合ひ、馬より突落されしが脇差を拔いて手裏劍に打つ。井上が弓手の股に中る。其間に小栗引組んで吉弘が首を取ると言へり。…
- p04…。其間に小栗引組んで吉弘が首を取ると言へり。又一說に、吉弘と井上は、吉弘一年中津に有りて親み深かりしかば、此日井上に向ひて、…
- p04…に、吉弘と井上は、吉弘一年中津に有りて親み深かりしかば、此日井上に向ひて、珍しや一鎗參らん、と言うて突合ひしが、吉弘が胸板を…
- p04…合ひしが、吉弘が胸板を二鎗まで突きけれ共、甲堅くて裏かゝず。井上、吉弘が內冑を突きけるに、十文字の橫手にて忍の緒を切り、冑傾…
- p05…宗像も井上も從者大野勘右衞門と引組みたる處に、勘右衞門が弟休也と云ひし…
- p05…けり。大友の勢突崩されてはさつと引き、又押懸り戰ひけれども、井上、野村追駈けず、元の芝居に跪き、又懸れば立ち上り、突退け幾度…
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