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夏目吉信
本文表記 夏目・夏目長右衞門・夏目次郞左衞門吉信・吉信・夏目次郞左衞門・長右衞門
三方ケ原合戰の事 卷之三 · 14
- p03…、御馬廻殘り尠くなりしかば、東照宮御馬を引き返させられし時、夏目次郞左衞門吉信、此處は御討死の時にては候はず、と申して、御馬の口を濱松の方…
- p03…取直し、御馬のさんづを疊みかけて叩きければ、御馬駈け出しぬ。夏目踏み止り、多勢に取卷かれ、鎗の柄の折るゝ計に戰ひて討死す。…
- p04…夏目は濱松の御留守なりしが、矢倉より軍の樣を見て急ぎ馳せ參り、疾…
- p04…命生きて何にかせん、とて御馬副の者に口を放せと仰せられしを、吉信、御馬の口な放しそ、と固く下知し馬より飛び下り、御諱を賜り候…
- p04…の松平監物、上野の酒井將監、大草の松平七郞も黨しけり。中にも夏目次郞左衞門は一族も多かりけるが、彼宗門に徒黨して己が知行所に要害を構へ…
- p04…を、松平主殿助伊忠不意に押寄せ、木戶を打破り攻め入りしかば、夏目防ぎかね帑藏の中に隱れ入りたるを、殺すは籠の中の鳥を殺すに似…
- p04…り。主殿、討殺して後申すべき物を、と言ひ乍人數を引き取りぬ。夏目岡崎の方を伏拜み、斯る仁愛深き殿に楯つきし事の悔さよ、とて其…
- p04…捨させ給はれと祈りけるが、果して義死を遂げにけり。又一說に、夏目大津半右衞門、同伊織乙部八兵衞等六千餘額田郡野田の古城に楯籠…
- p04…城より松平主殿助伊忠是を攻る。乙部は固より一向宗に非ざれ共、夏目と無二の知音たる故同じく籠りしが、遂に許す可からざる事を察し…
- p04…無二の知音たる故同じく籠りしが、遂に許す可からざる事を察し、夏目を助けん爲に久留善四郞と相謀り、伊忠に內通し、寄手を引き入れ…
- p04…忠に內通し、寄手を引き入れしかば、半右衞門は針崎へ落ち行き、夏目は藏の中に隱れしを、乙部、夏目を助け候へ、と伊忠に乞ふ。乙部…
- p04…ば、半右衞門は針崎へ落ち行き、夏目は藏の中に隱れしを、乙部、夏目を助け候へ、と伊忠に乞ふ。乙部が朋友を捨てざる事を伊忠感じ、…
- p04…を助け候へ、と伊忠に乞ふ。乙部が朋友を捨てざる事を伊忠感じ、夏目も亦武功有りし者故、藏を取卷きて此旨を歎き申しければ御赦あり…
- p04…功有りし者故、藏を取卷きて此旨を歎き申しければ御赦ありけり。夏目愚にして一揆に黨せし事を後悔し、藏より出でて伊忠に降參しける…
新太郞樣夏目氏の忠死を御賞歎の事 附錄 雨夜燈 · 3
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