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池田家臣芳賀内蔵允
本文表記 內藏允・芳賀・芳賀內藏允
芳賀內藏允武者振の事 卷之二十 · 10
- p01…ならば兵を增し給はり候へ、と言ひしかば、其樣を見て來れ、とて芳賀內藏允先陣に行く。芳賀は茜染の羽織著たり。先陣の兵共家屋の燒趾土藏…
- p01…へ、と言ひしかば、其樣を見て來れ、とて芳賀內藏允先陣に行く。芳賀は茜染の羽織著たり。先陣の兵共家屋の燒趾土藏の蔭に控へ居て、…
- p01…藏の蔭に控へ居て、橋より上に標の杭の候。見られよ、と言へば、芳賀進み行く。芳賀、近頃寵せらるゝ者ぞ。武者振見よ、と言ひ合へり…
- p01…て、橋より上に標の杭の候。見られよ、と言へば、芳賀進み行く。芳賀、近頃寵せらるゝ者ぞ。武者振見よ、と言ひ合へり。芳賀馬より下…
- p01…み行く。芳賀、近頃寵せらるゝ者ぞ。武者振見よ、と言ひ合へり。芳賀馬より下りて徐に川岸を步むを、城中より打出す鐵炮川水に響き渡…
- p01…下りて徐に川岸を步むを、城中より打出す鐵炮川水に響き渡れり。芳賀些とも騷がず足の數を數へて歸り、如何にも兵少くては叶ひ候まじ…
- p01…て歸り、如何にも兵少くては叶ひ候まじ、と言うて旗本に歸る。此芳賀はもと祐筆なりしが、岐阜落城の日、國淸公勝軍の書を芳賀に書か…
- p01…る。此芳賀はもと祐筆なりしが、岐阜落城の日、國淸公勝軍の書を芳賀に書かせられし時、麓に將机に倚りて御座す。芳賀其前に跪いて在…
- p01…淸公勝軍の書を芳賀に書かせられし時、麓に將机に倚りて御座す。芳賀其前に跪いて在りしに、城中の燒きたつる火鹽硝の庫に入りて、其…
- p01…庫に入りて、其音山嶽の崩るゝが如く、敵押寄するかと騷ぎしに、芳賀が筆把りて書きし樣少しも駭く體無かりしかば、事に寄せて試みら…
芳賀內藏允忠功の事 附錄 雨夜燈 · 13
- p01…芳賀內藏允は、小身の比國淸院樣池田三左衞門參議輝政卿の御祐筆なり…
- p01…、美濃國岐阜の城を御攻落しなされ、權現樣へ御勝軍の御注進狀を內藏允に仰せ附けられ、御書かせなされ、御牀机に御座なされ候節、城中…
- p01…き事にて、山の崩れかゝるが如く、人々大に驚き騷ぎ狼狽へしに、內藏允見向もせず、少しも駭く體なかりしかば、國淸院樣內々感じ思召し…
- p01…を附くるに、御人數少く候。御加勢下され候へ、と申上げしかば、內藏允に、見分仕候へ、と興國院樣松平武藏守利隆朝臣仰附けられ…
- p01…分仕候へ、と興國院樣松平武藏守利隆朝臣仰附けられたり。內藏允茜染の羽織を著て、馬に乘り行きて見分せしに、燒跡の土藏などを…
- p01…して扣へ居たり。橋より上に印の杭の候。見分せられよ、と云ふ。內藏允、心得候、とて行くを、內藏允は近頃取立てられて、出頭の者なり…
- p01…の杭の候。見分せられよ、と云ふ。內藏允、心得候、とて行くを、內藏允は近頃取立てられて、出頭の者なり。祐筆だけの武者振見よ、と囁…
- p01…て、出頭の者なり。祐筆だけの武者振見よ、と囁き合ひて居たり。內藏允馬より下りて閑に川岸を行くを、城中より鐵炮を打懸くる。水に響…
- p01…を、城中より鐵炮を打懸くる。水に響きて殊に烈しく聞ゆれども、內藏允ちつとも騷がず、足數を數へて歸り、如何にも各達の申され分の通…
- p01…けれども、興國院樣の御前にては十分に事の譯を得申し述べず。又內藏允に言達すれば、內藏允色を變へ、左樣なる事旦那へ申さるゝものに…
- p01…御前にては十分に事の譯を得申し述べず。又內藏允に言達すれば、內藏允色を變へ、左樣なる事旦那へ申さるゝものに非ず。拙者は得取次致…
- p01…諫を申上げ、爭ひ申す事幾度といふ事なし。後には是を聞傳へて、內藏允御爲を思ふ事、大膳が及ぶべきに非ず、と賞美しけるとかや。され…
- p01…は極めて大事のものなれば、大膳が一旦の骨折とは比ぶべくもなき內藏允が忠なるべし。…
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