m3.010校訂済207頁 115L:12–15208頁 116R:1–3別同東美濃、岩むろの城をば、信長のおばごのもち給ふが、信長の御子、御房樣を養子被成けるが、信長へべつしんをして、勝賴と一身して、秋山を引入而、秋山とふうふに被成、御房樣を、甲斐國へやり給ふ。其歸りに勝賴は、あすけのくちへ、御はたらき有と申せば、上樣はあすけへ御陣立有。然共勝賴は其の寄引入給ふ。信長は御はら立而、岩むろへ押寄給ひて、城を責おとし給ひ、秋山をばいけ取給ひて、磔にかけ給ふ。軍兵どもをば二之丸へおひ入而、堄をゆひ、火を付而やきころし給ふ。おばごをば、こまき山にて、御手打に被成けり。