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은나라 왕의 기우 고사와 치세 찬미편집 표제

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さればにや君之御めぐみあまねく、御あはれみのふかくして世もしづまり、かた〲も安穩なるにて、昔を思ふに大唐殷の國に旱魃する事三ヶ年なり。然に草木こと〲く枯れうせ、人民多くほろびけるうへは、鳥獸にいたる迄いきのこるべしとは見へざりける。國主大になげき給ひて、大法祕法のこさずおこなひ、雨を祈給へどかなわず。大王思ひの餘りに諸天を恨奉りていわく、我生て寄此方、禁戒をおかさず政みだりにおこなふとも思はざるに、如此日でりして人の生命すくなし。身にあやまりあやまる處あらば、いましめ給へかしとなげき申さるれども、其しるしなかりけり。今は自ら命を民の爲にすてんにはしかじとて、廣き野邊に出て萱をおほくあつめて高さ二十丈につみあげさす。公卿大臣奇異の思ひをなすに、國王臨幸なりて、其かやの上にのぼり給ひて、まわりに火を付よと宣旨を被成ければ、臣下大に辭して付る者なし。其時大王の給はく、若あやまりて政罌粟ほどもみだり成事あらばやきぬべし。やくる程の身ならば命いきても益なし。若又あやまらずば天是をまもるべしとて大に逆鱗有りければ、綸言そむきがたくして四方寄火を付ければ、猛火山のごとくにもゑあがりて、炎空に充てり。大王もけむりに噎び、前後もわきまへがたくし、すでに御衣に火の付ければ御目をふさぎ、掌を合十念に住して火境變淨地と念じ給ひければ、天是を憐み大雨俄にふりくだりて、山のごとくなりつるみやう火をけし、國王もたすかり給ふ。人民命をつぎ五穀成就しけるとなり。是も大王の御心一つをもつてなり。されば論語に曰く、あやまつてあらたむるにはゞかる事なかれ。あやまりてあらためざるは賢かへりて愚なりと見へたり。然に此文の名を圓珠ともいへり。まことなる玉のばんをはしるによそへてなり。公方樣の御ことばのおもき、一つに天下も穩やかにたせいも靜まり、國土安穩にしてたみもゆたかにさかへ、目出度御代とぞ申けり。