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○浦兵部高名の事

卷之三 第6話 · 段落 1 · NDL 1078984 66コマ R

人物地名家(氏)官職日付索引へ

毛利元就豐前門司の城の圍を解きて引き返されし時、大友宗麟の士大將瀧田民部、只一騎波打際に馳せ來る。小早川隆景の士浦兵部宗勝船を差戾し、陸に上り瀧田を討取りて歸る。遠く是を見る人誰ならんと言ふに、元就、只一人陸に上りたらば必ず兵部なるべし、と言はれしに、果して違はざりけり。井上伯耆と浦と二人勇名世に高し。二人共千切れたる物の具を著たり。又定りたる得道具も無く、瀧田を討ちし時も人の鎗を取りて返せしとぞ。