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○中村新兵衞永原安藝守一騎打の事

卷之三 第7話 · 段落 2 · NDL 1078984 66コマ R

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佐々木と三好と軍す。佐々木は糺に陣し、三好は赤山に在り。三好使を以て、中村新兵衞といふ剛の者あり。我と思はん人有らば出されよ。人交もせで戰はせん、と言ひしかば、佐々木が內にて江州に隱れなき永原安藝守と言ふ者を選り出す。修覺寺村石地藏の前に出會ひて、永原は直鎗、中村は十文字の鎗にて散々に戰ひけるが、永原を突伏せ首を取る。中村は近江國の人なり。一日に鎗を合する事十七度、首四十一級を得たる事有りければ、世に鎗中村と稱しけり。