e192.p01校訂済157R:8–10別野矢甚右衞門は敵五人討取り、首五つ提げて氏鄕の前に來る。氏鄕、容易くも首多く取りたるかな。如何して、と問はるゝに、敵の太刀先左の腕に當ると存候時射出せば、中らぬ矢は無き物なり、とぞ申しける。