e199.p01校訂済163R:6–9別小田原を圍む時、國淸公の攻口は搦手の山の上なり。目の下に見下し鐵炮を打入れけるに、城中より上げ矢に打つ鐵炮烈しく、士卒進み兼たる時、南部越後銃口を空に向けて打たせたり。其玉雨の降るが如くなりしかば、城中ひるむ所を見濟し、鐵炮を山ばなに並べ、透間無く打たせて攻破りけり。