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○加藤淸正治亂を論ぜられし事

卷之十五 第15話 · 段落 2 · NDL 1078984 257コマ L

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關ヶ原の後、東照宮、石田が亂は雨降りて地固まるといふに同じ。此より靜謐ならん、と仰せ有りしに、諸大名皆祝し奉りたる處に、加藤淸正、仰せの如く惡逆の輩誅せられ、泰平たらん事必然に候。然れども天下の治亂は天の陰晴に譬へ候ひなんには、晴渡りたる晴天と見るも俄に雲の出來て、雨うつすが如き事も有るものに候へば、測り難きは人の心にて候、と申されければ、淺からず御感有りしとなり。