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○酒井忠勝直言の事

卷之二十 第6話 · 段落 3 · NDL 1078984 317コマ R

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如何せんと人々云ひける處に、松平伊豆守信綱、白き奉書の帋を以て貼らせられしかば、皆其捷智の程を感じ合ひける處に、酒井讚岐守忠勝一說土井大炊頭利勝ともいへり伊豆守に向ひて、讚岐守が存ずる處は、貴人には成らざる事は成らざると知らせ奉るぞよき。仰せ出されんに何事も仰の儘ならんと思召されんには、驕奢を導き奉るにてこそあれ。其時は如何し給はん、と言はれしに、信綱深く心服せられけり。