常山紀談本文データベース

目次 › 卷之二十二 › e471

○大野道軒生捕らるゝ事

卷之二十二 第11話 · 段落 1 · NDL 1078984 345コマ L

人物地名家(氏)官職日付索引へ

大坂落城の後大野道軒或は作㆑犬を生捕り、二條の城の駒寄に括り附けたるを、立寄りて見る者夥し。皆いふ、道軒は聞きしよりも大男なり、といふを聞きて、さすがに士たる者とも覺えぬ詞かな。兼て我を斯く縛めし如く、汝達を一々搦めんと思ひしに、運命盡きぬれば口惜き事なり、と少しもひるめる色無かりしとかや。