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○野間佐馬之進田螺を以て勝負占物語の事

拾遺 卷之一 第5話 · 段落 1 · NDL 1078984 385コマ L

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野間左馬之進物語に、田螺を折敷の片隅に三つ、又片隅に三つ寄せて、兩方へ分けて一夜置く時、其合戰勝負の負の方を追込み、勝の方は進み出づる事なり。大坂陣の城中秀賴、木村、大野と稱して盆の一方に三つ、又一方に關東方家康公、井伊、藤堂と稱して三つ田螺を置きて、一夜置くに必ず關東方の三つの田螺、內方の三つの田螺を追込みたるとなり。勝負の吉凶を兆ふこと是より善きは無し、となり。武備志にも此兆を出したり。考ふべし。