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目次 › 拾遺 卷之一 › e521

○越前黃門秀康卿伏見御屋敷へ於國を召さるゝ事

拾遺 卷之一 第11話 · 段落 1 · NDL 1078984 389コマ L

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伏見にて越前黃門秀康卿御屋敷へ於國といふ歌舞妓女を召して、歌舞妓踊せて御見物あり。水精の珠數を襟にかけ舞ひたるを御覽なされ、水精は見苦し、とて御具足の上に御かけ成され候珊瑚珠の珠數を下され候。於國が舞を御覽なされ、御落淚有㆑之。御意には、天下に幾萬の女有れ共、一人の女と天下に評せられ候は此女なり。我は天下一人の男に成ること叶はず、あの女にさへ劣りたるは無念なり、と仰せられける。