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太閤、信長の恩を忘れる編集見出し

56 · 140字 ·底本の改行

m3.056校訂済259頁 141L:4–7別
さて因果と云ものは有物か、太閤のいにしへは松下加兵衞が草履を取給ひし人を、信長の御取立をもつて人となり、今太閤迄へあげ給ひける人の、信長之御恩のわすれ而、御子の三七殿をぬまのうつみにて御腹をきらせ給ひ、尾張內府をば御地行を召上北國におしこめ給ひ而、御扶持宛行いもなくしておき給ふ。