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○淸正の花押筆畫多かりし事

卷之十 第25話 · 段落 1 · NDL 1078984 189コマ R

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朝鮮より諸將連判の書を太閤に奉る時、淸正の花押殊に筆畫重り、稍暇要りしかば、福島正則冷笑ひて、病重くなりて遺言の時の狀惡からん、と言はれしに、淸正、我はさは存ぜず。戰場に屍を晒すとも、汚く逃げて褥の上に死んとは思ひ設けず候。然れば遺言狀何かは候べき、と答へられしかば、正則詞無かりけり。