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○後藤基次龜甲の車を造る事

卷之十 第26話 · 段落 1 · NDL 1078984 189コマ R

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晋州の城を攻めらるゝ時、黑田長政の士大將後藤又兵衞基次、龜の甲といふ車を作出せり。厚板の箱を拵へ內に强き切梁を設け、石を落し掛けても箱の摧けざる手當をし、箱の內へ後藤入りて、棒の棹を指し車を箱に仕かけ、進退自由に廻る樣にして城際へ押詰め、石垣を崩して乘入けり。