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後藤基次
本文表記 政次・後藤・後藤又兵衞・又兵衞・基次・後藤又兵衞基次・後藤又兵衞政次・後藤又兵衞尉基次・後藤又兵衞年房
薩摩勢根白の砦を攻むる事 卷之八 · 1
- p01…候、と呼はらせければ、宮部を始め大に勇み悅べり。長政の士栗山後藤川を涉り、義弘の陣に切つて懸る。秀長の士大將羽根田長門守と千…
黑田家岐井谷合戰の事竝小川傳右衞門野村太郞兵衞岐井友房を斬る事 卷之九 · 5
- p01…に進みたるを、一揆起り合せ七八人取卷きて馬より突き落しけり。後藤又兵衞、小河傳右衞門、久野四郞兵衞馬の首を引返し敗北しけれども、長…
- p01…切つたる色を見て靜に詰寄せて、二里許追駈て其後は慕ざりけり。後藤は如何したりけん、猩々緋の羽織を脫捨たりしを長政取らせ歸られ…
- p02…後藤度々の武功有りて一萬四千石與へ小隈の城に在りしが、後に岐井谷…
- p02…軍物語に及べば俄に病み出でしとぞ。木屋兵右衞門は長政に向ひ、後藤、小河が有樣大臆病の男にて候を、親子共に取分て懇に爲させ給ひ…
- p03…御馬の傍に在るならば鎗を合せ、一揆の奴原追立て引取るべきに、後藤奴穢き振舞に候はずや。重ねて一揆と軍有らんに必死と思召し定め…
菅政利後藤基次虎を斬る事附羅山先生南山銘の事 卷之十 · 1
- p01…骨を深く斬附けたり。虎前足にて立上り、愈猛りて危かりし處に、後藤基次駈け來り、肩先を乳の下かけて切り附くれば、菅得たりやと虎の眉…
後藤基次龜甲の車を造る事 卷之十 · 2
和寧館合戰栗山利安武功用意の事 卷之十 · 1
- p01…慶長二年日本の軍復渡海し、黑田長政の先陣栗山備後利安、後藤又兵衞基次、衣笠因幡、母里但馬、黑田宗右衞門以下三千許和寧館豐臣家譜…
後藤又兵衞決斷の事 卷之十三 · 3
伊勢國阿濃津城軍の事附佐治縫殿が事 卷之十五 · 3
眞田昌幸父子三人始末の事 卷之十七 · 5
- p16…けり。果して和平敗れしかば、元和元年五月大坂にて軍評定有り。後藤は大和口の先陣にて平野に陣しぬ。五月六日の夜、信仍、毛利豐前…
- p16…野に陣しぬ。五月六日の夜、信仍、毛利豐前守勝永と二人打連れて後藤が陣に行き、明けなば國分の山を踰え、三萬の軍兵を一陣にして關…
- p16…取るか三人の首を實撿に供ふるか。二の中よ、とて最期の盃せり。後藤は六日の夜半に打出で道明寺口にて討死しけり。毛利は藤井寺に陣…
- p16…打出で道明寺口にて討死しけり。毛利は藤井寺に陣を進めし處、早後藤が軍破れ、關東の軍兵二三十萬も有らん、洪水の溢れ來るが如し。…
- p16…父の子なり、と感じけり。信仍毛利が手を取り淚を落し、時刻遲く後藤が討死せし故、謀空しく成りぬるも、豐臣家の運盡きぬる所なり、…
後藤又兵衞花房助兵衞見切暗合の事 卷之二十 · 6
- p01…大坂にて城兵千波を燒きける時、後藤又兵衞、備前勢必ず突くべし。若き人々待伏して功名有れ、と言ひければ…
- p01…備前勢必ず突くべし。若き人々待伏して功名有れ、と言ひければ、後藤が詞違はじ、とて待伏しける所に、敵つけ來らず。後藤が功名だて…
- p01…ひければ、後藤が詞違はじ、とて待伏しける所に、敵つけ來らず。後藤が功名だて、と嘲りけり。後藤、積も時々は違ふ事有るものなり。…
- p01…て待伏しける所に、敵つけ來らず。後藤が功名だて、と嘲りけり。後藤、積も時々は違ふ事有るものなり。備前勢附けざるは、花房助兵衞…
- p03…達安を始として、烟紛に附けん、と言ひしに、花房聞きて、城中に後藤といふ功者あり。必ず兵を伏せ置きたるべし、と止めて附けざりけ…
- p03…して敵待ちかけ居たり。其後和平に及んで、肥後守が弟彌左衞門、後藤に對面し、樣々の物語する時、千波の事を云ひ出し、備前勢の附け…
大坂城中軍評定の事 卷之二十一 · 3
堀直寄見切の事 卷之二十一 · 1
- p01…つれたるが、功者有りて消させたるならん、と言はれしが、果して後藤又兵衞なりけり。…
山本權兵衞功名の事 卷之二十一 · 1
- p01…松倉豐後守重政、後藤又兵衞が陣を切崩す。松倉が士山本權兵衞義安、十八歲にて鎗を合せ首を…
藤堂家合戰渡邊勘兵衞功名の事竝渡邊始末の事 卷之二十一 · 1
- p03…も打出でけるに、朝の物見堺與右衞門に逢ひ、如何に、と問へば、後藤又兵衞とおぼしくて軍を出し、早水野日向守と鐵炮を打合ひ候、といふ。…
後藤又兵衞が事 卷之二十二 · 29
- p01…後藤又兵衞政次、秀賴に招かれて大坂城中に有りけるが、夏の軍評定に、政次、國…
- p01…兵衞政次、秀賴に招かれて大坂城中に有りけるが、夏の軍評定に、政次、國府越くらがり嶺に打つて出で、地の利に據りて軍するの外道無…
- p01…堂を使にて、關東の御味方に參らば、播磨國を賜はるべき由なり。政次、仰せ誠に忝しと申せども、御味方仕らん事思ひも寄り候はず。今…
- p01…是は物語にて候程によく聞かれよ。今日本國に弓取多しと言へ共、政次に優れる者有りとは覺えず候。其故は、去年より政次を賴み思召候…
- p01…しと言へ共、政次に優れる者有りとは覺えず候。其故は、去年より政次を賴み思召候は、高麗まで攻められし豐國明神の嗣にて候。また政…
- p01…次を賴み思召候は、高麗まで攻められし豐國明神の嗣にて候。また政次內通せば、天下分目の軍容易く破るべしと仰せられ候は、德川殿に…
- p01…破るべしと仰せられ候は、德川殿にて御座しまし候。天下の勝敗を政次一人が身に懸けたるは思出ならずや。死しても冥途の面目なり。政…
- p01…次一人が身に懸けたるは思出ならずや。死しても冥途の面目なり。政次生きて候はば、一日に破るべき大坂も十日は支へ候べし。政次死し…
- p01…り。政次生きて候はば、一日に破るべき大坂も十日は支へ候べし。政次死したりと聞えなば、百日守るべき大坂も一日の中に破れ候ひなん…
- p01…したりと聞えなば、百日守るべき大坂も一日の中に破れ候ひなん。政次疾く討死するを、德川家の恩に報ゆべき志と存ずる也、といひけり…
- p02…後藤は元黑田長政の士大將なり。長政或時物語の序に、今我に代りて軍…
- p02…誰ならん、と言はれしに、菅政利、人々各其器量有りと申せども、又兵衞に肩を並ぶべき者は候はず、と答ふ。長政飽まで勇將なりしかば、…
- p02…に肩を並ぶべき者は候はず、と答ふ。長政飽まで勇將なりしかば、政次が武略を妬まれし故氣色惡く見えけり。政次豐前の小熊の城に在り…
- p02…まで勇將なりしかば、政次が武略を妬まれし故氣色惡く見えけり。政次豐前の小熊の城に在りて、隣國細川忠興と中惡かりければ、實は小…
- p02…て、隣國細川忠興と中惡かりければ、實は小倉の防なり。故有りて政次が子隱岐追出されしを呼び返し給へ、と長政に申せども、聞入れら…
- p02…れしを呼び返し給へ、と長政に申せども、聞入れられず怨むる時、政次が二男又市を長政籠せられしが、博多の祇園の宮にて猿樂の有りし…
- p02…有りし時、鼓を打て、といはれしかば、小熊に行きて斯くといふ。政次怒りて、父子共に出奔しけるを、忠興鐵炮二百に士を添へて迎寄せ…
- p02…しかば、長政と旣に軍に及ぶべく成りしを、江戶より和平せられ、政次をば何方になりとも送り候へ、となりしかば、忠興、政次を餞して…
- p02…せられ、政次をば何方になりとも送り候へ、となりしかば、忠興、政次を餞して酒宴あり。松井佐渡、有吉賴母並び居たりしに、忠興、我…
- p02…て能く知つたるらん。如何にして討勝ち候べき、と問はれければ、政次、兩方に加勢も無くて軍あらば、國の大小と申し必定甲斐守打勝ち…
- p02…出奔せしに、今長政の武勇を譽揚げつるぞかし、と感ぜられけり。政次、安藝に船を停めし時、正則福島丹波をもて招かれしかば、三萬石…
- p02…ふべし、といふ。正則、いや〱丹波を始として皆二萬石與へしに、政次に三萬石過分なり、とて聞かず。丹波、今政次に三萬石與へられば…
- p02…皆二萬石與へしに、政次に三萬石過分なり、とて聞かず。丹波、今政次に三萬石與へられば、政次だに三萬石なり。丹波も他の家に行かば…
- p02…三萬石過分なり、とて聞かず。丹波、今政次に三萬石與へられば、政次だに三萬石なり。丹波も他の家に行かば四萬石なりと人申すべきに…
- p02…地に有りて知らず。正則の旗本より告知せければ追駈けたり。此時政次丹波が前に來り、引後れたる敵あり。など追討たざるや、といふ處…
- p02…る敵あり。など追討たざるや、といふ處に、首數多取り來りしかば政次大に譽めて歸りしが、丹波は政次に敎へられしと世に言ひあへり。…
- p02…いふ處に、首數多取り來りしかば政次大に譽めて歸りしが、丹波は政次に敎へられしと世に言ひあへり。丹波心に怒りを含み居たりしかば…
- p02…を變へて、我に敎へたりと世に言ひ振れられしや、と言ひけるに、政次打笑ひ、器量の小き人よ、我と足下と武功相同じ。我足下の下知を…
- p02…へばとて怒られけるこそ可笑しけれ、と答ふ。丹波詞無くて歸り、政次は我に大に優れり。及ぶべきにあらず、と譽めたりけり。…
朝鮮攻に後藤又兵衞物見の事 拾遺 卷之二 · 9
- p01…朝鮮の役に黑田長政、後藤又兵衞尉基次を物見に遣さる。基次やがて馳向ふ處に、其道に一つの河あり。其…
- p01…朝鮮の役に黑田長政、後藤又兵衞尉基次を物見に遣さる。基次やがて馳向ふ處に、其道に一つの河あり。其河を打渡り、敵陣の近…
- p01…り候。急ぎ打立たせ給ふべし、と進めしかば、長政大に喜び給ひ、後藤基次が武勇の功者なること今に始めざる事ながら、心早き物見の仕樣か…
- p01…早き物見の仕樣かな、出かしたり。早打立たん、と云ひ給ひけり。基次是より前にも、朝鮮にて長政の先手山の端を廻りけるが、敵と出合…
- p01…の端を廻りけるが、敵と出合せ戰ひしが、其ときのこゑを揚ぐるを後藤聞きて、先手の戰味方打負けたり、といふ。長政聞き給ひ、山の戰…
- p01…爰に有りながら、味方の負けしとは何を以て知るぞ、と尋ねらる。基次承り、さん候。味方の閧聲次第に近く聞ゆるは、一定負けて引くと…
- p01…のに候、と申しも敢ず、味方敗軍の兵共朱になりて追々きたれば、又兵衞が察する處神の如し、と感ぜらる。又其後に敵の陣見えざる所なり…
- p01…夥多しく見ゆるは如何に。軍の勝負は何とか有るらん、と宣へば、基次かしこまり、敵が打負け引くと見え候。其故は、進む敵の武者塵は…
- p01…びけり。晉州の城攻には別して先登に進み勇を振へり。加藤淸正も後藤が武勇を大に感じられけり。夫より戰功を盡しければ、黑田長政筑…
佐久間河內守物語竝渡邊內藏助が狂歌の事 拾遺 卷之三 · 2
岐阜攻の時川々洪水によつて後藤又兵衞尋問の事 拾遺 卷之四 · 8
- p01…有るべきか、勝負の所談合に時を移す。されども一決せざる時に、後藤又兵衞政次頭形の甲に孔雀の引廻に、五尺づつ出でたる銀の天衝のつり立物し…
- p01…畏り居る。高虎申され候は、あれに罷在る銀の天衝は、黑田殿御內後藤又兵衞と見えたり。呼寄せ彼が了簡を尋聞かん、とあり。長政の曰く、皆…
- p01…ん、とあり。長政の曰く、皆歷々寄りて埒あかざる談合を、何とて又兵衞了簡仕るべきや、と謙退なり。高虎、左樣にて之なく候。又兵衞は…
- p01…て又兵衞了簡仕るべきや、と謙退なり。高虎、左樣にて之なく候。又兵衞はこびたる事を申す者にて候、とて扇にて召され候へば、又兵衞黑…
- p01…。又兵衞はこびたる事を申す者にて候、とて扇にて召され候へば、又兵衞黑母衣搖りかけ參り、畏り候。藤堂申され候は、如何に又兵衞、此…
- p01…ば、又兵衞黑母衣搖りかけ參り、畏り候。藤堂申され候は、如何に又兵衞、此川を渡して利有るべきか、川を前に當て渡らずして利有るべき…
- p01…ず。汝が了簡を尋ぬる所なり。川を渡し渡さず勝負如何、と有る。又兵衞につこと笑ひ、先程よりあれにて承り候。憚りながら各樣此處は御…
- p01…て合渡川を越え、大利を得られたるとなり。大坂表今福合戰にも、又兵衞鐵炮に中り疵を探り見て、大坂の御運もまだ强きぞ。我手淺し、と…
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