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○陣佐石衞門12一揆の長四郞が首を取る事

卷之十九 第13話 · 段落 1 · NDL 1078984 308コマ R

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  1. 誤植 — 底本の標題「陣佐石衞門」。本文は「陣佐右衞門」。「右」の誤植か。
  2. 誤植 — 底本「石」。本文の「陣佐右衞門」から「右」の誤植か(続帝国文庫本の表題も「右」)。
一揆の長、四郞が首を細川家の足輕陣佐右衞門取りけり。二の丸にて鐵炮に中り、倒れし者の首を斬りしに、忠利前髮有る首を撰り出させ、鞭にて彼首を指し、四郞が首とも覺しきに、誰か見知りたる、と問ふ。須佐美權之允、四年以前に四郞を召使ひし事の候。紛ひ無き四郞なり。左の耳の下に瘤の候。是其證なり、とて生捕りたる四郞が母に見すれば、吾子なり、とて泣倒れしかば、忠利使を立てて首を石谷十藏の方に送られけり。後陣に千石の祿を與へらる。